平成13年4月5日

CD-ROM「真田三代」の完成について

 
上田市マルチメディア情報センター
所長 柳沢 武三郎

 
 上田市マルチメディア情報センターでは、真田氏をテーマとしたCD-ROM「真田三代」を制作しました。

 真田氏は、1583年の昌幸による上田城の築城から、1622年に信之が松代へ移封されるまでの約40年の間、信州上田の城主としてこの地を治めていました。400年に及ぶ近世の歴史の中では僅かな期間ですが、真田氏が歴史の表舞台で活躍した時代でもあるため、上田は現在でも「真田の城下町」として知られることになりました。

 このCD-ROM「真田三代」は、この地域の貴重な歴史資産である真田氏の資料を、他の地域に伝わるものも含めて広く収集し整理したもので、上田城を築城した昌幸の父である幸隆から、昌幸を経て、信幸(信之)・信繁(幸村)兄弟に至る真田家三代の歴史を、写真、図版、古文書などの多数の映像資料によって紹介しています。

 上田市と上田市マルチメディア情報センターは、地域に残る写真やフィルムなどの映像資料を、地域の貴重な文化として保存し、再生再利用しようとする「地域映像デジタルアーカイブ構想」を推進しています。このCD-ROM「真田三代」は、この活動の一環として地域情報の発信と地域学習への教材として利用することを目的に制作いたしました。
 なお希望者には、このCD-ROMを制作実費として1枚1,000円にてお譲りいたします。

 
1.CD-ROM「真田三代」の概要

・真田氏史料集 真田氏に関する写真、図版、古文書約340点の資料を整理し、解説を付けてデジタル化。「真田氏史料集」(上田市立博物館発行)を基に制作
・年表 1513年から1871年までの真田氏に関する出来事を年表形式で表示
・人物 真田氏とその他の戦国時代の人物81人を紹介
・史跡 真田氏に関連する各地の史跡を紹介
・真田群雄伝 真田十勇士を題材に上田地域のアニメクリエイターが制作したアニメーション

2. CD-ROM「真田三代」の特徴

(1) 上田市周辺だけではなく、近畿地方など真田氏縁の地域を広く取材し、郷土の英雄である真田氏三代の歴史を整理したCD-ROMであること。
(2) 約500点の写真、図版、古文書などの画像を収録し、使いやすさを重視し、マウスクリックだけで「年表」「人物」「史跡」の各カテゴリーを自由に参照できるようにした点。
(3) 上田市の「地域映像デジタルアーカイブ構想」の一環として、着実に上がっている成果の一つであること。

3. CD-ROM「真田三代」の動作環境

・OS Windwos95 / 98 / Me / 2000
・CPU PentiumU 233MHz 以上
・メモリ 64MB 以上
・画面 800×600 16bit Color 以上
・ブラウザ Internet Explorer 4.0 以上

4.本件に関するお問い合わせ先

上田市マルチメディア情報センター 事業課 井戸
長野県上田市大字下之郷812-1 〒386-1211
TEL 0268-39-1000 FAX 0268-39-1010
e-mail: ido@umic.ueda.nagano.jp


(参考)

「上田市マルチメディア情報センター」の概要

事業主体 上田市
管理運営 財団法人上田市地域振興事業団
所長 柳沢武三郎
所在地 長野県上田市大字下之郷812-1
愛称 メディアランドUEDA
ホームページ http://www.umic.ueda.nagano.jp/


「地域映像デジタルアーカイブ構想」

地域に残る写真や記録映像を、その地域の「時代」を写し撮った貴重な「文化」であると考え、これを、デジタル化することによって、保存、再生しようとする構想。
これによって、郷土の文化を再生、再認識すると同時に、過去の映像をコンテンツとして再利用し、さらに外部への発信を行っていくことを意図している。

以上



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